床暖房を設置する場合、設置の面積が重要になります。中途半端な面積は暖かさが半減します。部屋の隅々まで敷くことはなかなかできませんが隙間が空かないように考えましょう。
上の図のようにキッチンに1枚、ダイニングに2枚、リビングに1枚設置ししてもキッチンとダイニングの間に空白が出来てしまいます。
この空白を歩くと真冬はかなり冷たく感じます。このような場所が生じないよう十分考えましょう。
また床暖房のコントローラーはほとんどがA面B面の2分割です。上の図のような枚数で切り替えて使う場合、下図のようなコントローラーが2つになることも考えに入れておいて下さい。
床暖房対応のフローリングは、材質に気をつけましょう。やわらかい材料も多いので、通常のフローリングより傷が付きやすいものがあります。
ダイニングの椅子などキャスタータイプのものを使うと表面がガタガタになりますので、家具選びにも注意が必要です。詳しくはカタログ等でフローリング基本性能の耐キャスター傷性・耐静加重傷性・耐落下傷性を参考にしてください。