新築住宅を作るときの悩みどころの外壁。価格と長所・短所について
alcパワーボードは、火災に非常に強く、断熱、防音に優れている。いいところだけ聞いているとこれほどすばらしい外壁はない。だが難点もある。
扱いが難しくぶつけると欠けや凹みができる。施工にも技術が必要で下手な職人に当たると残念な結果に...
また10年に一度、表面の再塗装が必要。塗装が取れるとスポンジのような気泡がたくさんあるため、水をどんどん吸収し中の鉄筋が錆びてしまう。
ガリバリウムといえば一昔前の人はトタン??と思ってしまいますが、この板は、アルミニウム・亜鉛・シリコンの亜鉛アルミ合金鋼板です。
腐食に強く、熱を反射し断熱にも優れ外見もかっこいいと、宣伝では言うことなしの外壁です。
この材料もまた慣れていない業者扱うとクレームを入れたくなります。
それは、板をカットすると断面に鉄が出てきますので処理が悪いとすぐに錆びてきます。それに切った鉄粉がついたままになっているとモライ錆なんてことも....
窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を主な原料で作られ、セメントなどの原料を圧力で成形したものです。成形のときに型を付けることで、レンガ風にしたり、石積みのような陰影を出すことが可能です。
厚みは14mmから35mmぐらいまで値段もピンきり
厚さがあればあるほど堀が深くなり重厚感が増します。このサイディングは、扱いが多いため慣れている業者も多いので最近では一番安心して任せられる外壁ではないでしょうか。
最近は左官仕上げも見直され増えてきています。手間がかかるので割高にはなりますが、腕のいい職人さんと出会えればすばらしい外壁になります。塗る技法も様々で奥が深く、他にない家を建てることができます。
タイル張りには湿式工法と乾式工法があります。
湿式工法は、昔から行なわれてきたタイル貼りの施工方法で、モルタル下地を施工した上にタイルを貼る方法。タイルの裏にモルタルつけて接着剤代わりにするものです。
乾式工法は、弾性接着剤でタイルを貼る「接着貼り工法」と下地専用パネルにタイルを付ける「引っ掛け工法」とがあります。
湿式工法に比べ、工期の短縮・低コスト・タイルの割れや脱落が少なくなるなどの利点があります。
あくまで材料の単価です。足場・接着剤・モルタル・下地材・手間賃などはまったく入っていません。また左官仕上げについては意味がないため記述していません。
外壁材 | 厚み | 平米単価 | 準耐火 |
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パワーボード | 35mm | 3,800~5,500円/㎡ | 45分 |
ガルバリウム鋼板 | 15mm | 3,000円/㎡~ | 45分 |
窯業サイディング | 14mm | 3,200~3,800円/㎡ | 45分 |
窯業サイディング | 16mm | 4,500~5,500円/㎡ | 45分 |
窯業サイディング | 18mm | 7,000~8,000円/㎡ | 45分 |
窯業サイディング | 35mm | 13,000~15,000円/㎡ | 45~1時間 |
湿式タイル | 14mm | 5,000~22,000/㎡ | 45分 |
乾式タイル | 17mm | 5,000~22,000/㎡ | 45分 |
業者の大雑把な見積もりには気をつけよう。施工面積はある程度自分でも計算して業者の面積とかけ離れたていないかチェックしましょう。